【放射性物質、9日間で北半球をほぼ1周 九大・東大研究グループ発表】 (フジテレビ系(FNN) 2011年6月23日)
福島第1原発事故で、放射性物質が世界に拡散していく様子が、
九州大学と東京大学の研究グループが行った
シミュレーションで明らかになった。
日本を起点に渦を巻き、瞬く間に広がる青い帯。
これは、九州大学と東京大学の研究グループが、
福島第1原発からの放射性物質が世界に拡散していく様子を
シミュレーションしたもの。
東京大学の中島映至教授は
「日本から出たものが、
地球をどういうふうに取り巻いているかという問題に
関するお話でありまして」と話した。
別の角度、北極の真上から見た図について、
東京大学・中村 尚教授は
「番号が振ってあるのは、
原発起源の放射性物質が(実際)観測されたという位置と、
それから時系列、時間的な順番を示しています」と話した。

シミュレーションは、2011年3月14日の夜から23日までの9日間のもの。
福島の放射性物質は、
この期間で北半球をほぼ1周したことになる。
研究によれば、
事故後、地表近くの放射性物質は、
東日本を通った低気圧の上昇気流によって、
上空5,000メートル以上に巻き上げられ、
その後、ジェット気流(偏西風)に乗り、
アメリカやヨーロッパまで運ばれたという。




〔ロシア国防省極秘文書の要旨〕
(2014年1月18日、元スイス大使・村田光平氏が菅義偉内閣官房長官に宛てた書簡より)

*「専門家は福島から放出される放射線量は
これまでの全世界の核実験による
総量の10倍になるとみている」
 
*「テキサス、コロラド、ミズーリ諸州の積雪中に
危険なレベルの放射線量が検出されたと報告されており、
米国は止められそうにない歴史的核惨事に直面することに
なろうと本文書は警告している」

*「米西岸ではアザラシ、アシカ、北極熊、海亀等々の
大量死がみられる」

*「NBCのCenk Uygur が
福島のメルトダウンのもたらした危険を
視聴者に知らせないよう指示されていることを認めた通り、
オバマ政権は
大手メディアに対して報道規制を実施している」

*ロシアの専門家は
福島の放射能汚染は地球中に広がり、
大量の魚類,海草などすべての海産物は
すでに汚染されており、
人類を脅かしている。

*ロシアの経済的、社会的安定保護の見地より
プーチン大統領より
福島事故に関する情報管理の指示が出されている」

PS
~元スイス大使・村田光平氏HP~

◎福島が世界の究極の破局に発展するのを防ぐために
平成26年8月23日

<太平洋を越える福島の影響>

2014年1月、
カリフォルニアの住民から発信された記事が注目された。
同記事は
「ロシア国防省報告」なるもの
に言及しているが、
次の抜粋が注目される。

福島から放出された放射線量は
全世界の核実験が放出した10倍に及ぶ
と専門家は見ており、
テキサス、コロラド及びミズーリ各州の雪から
危険なレヴェルの放射線量が
検出されたとの最近の報道は、
米国が
この歴史的な制御困難に見える核惨事の
最も厳しい影響に直面する
であろうことを警告している。]
ここに述べられていることは真剣な検証を必要としている。
これに関連し、米国西岸地域に及びつつある
福島の影響につき米国の専門家による調査が行われており、
今秋中にも
「NATURE誌」がその結果を掲載するといわれている。
大きなインパクトを与えるものと思われる。
日本は人類が経験したことのない事故が
もたらした事態への対応に苦しんでいるが、
国際的な支援を深刻に必要としていることは明白である。



  

          ~参考


〔福島第一原発、各原子炉等で起きた主な事象〕
◎1号機(2011年3月12日午後3時36分『水素爆発』)
2号機(2011年3月15日午前6時20分『爆発(水素爆発?)』)←大気汚染の8割を占める
◎3号機(2011年3月14日午前11時1分『爆発(水素爆発?)』)★
◎4号機(2011年3月15日午前6時10分『水素爆発?&大火災』)

 

東日本汚染地帯から避難せよとECCRの勧告

~英ウェールズとラトビアのリガで放射性物質の観測開始

 

2011年3月15日深夜には,

(日本時間14日午前11時1分)に3号炉の爆発が起きたことから,

放射線量の観測が重要になるとして、

LLRCは英ウェールズのアバリストウィスと

北ヨーロッパはバルト海に面するラトビアのリガにあるモニタリング・ステーション、

そしてボランティアから送られる放射線量の記録を集めはじめたとするメールがあった。

また,LLRCのホームページでは,MOX燃料を装荷した3号炉の猛烈な爆発は,

格納容器は無事だと言う当局の言い分は疑わしく,

核燃料の一部が大気中に放出されたという懸念を示していた。

2011年3月15日未明に福島第一原発から100km離れた茨城県の東海村で5μSv/h250km離れた東京の本郷で0.5μSv/h平常より約100倍~10倍高い放射線が観測され,福島第一原発から放射能が漏れ広がっているとする報道が伝え始められていた。当時、世田谷区の自宅のベランダにおいた放射線測定器が、16日には,1日分の積算線量で通常よりほぼ1μSv多くなっていることがわかった。テレビ報道で各地の放射線量の測定値が報道されるようになり,16日の新宿区で0.16μSv/hを観測した。(その後の報道によると関東地方北部に最初の放射性プルーム(原子雲)が広がってきたのは、3月14日深夜~15日にかけてのことだった。〔→「フクイチ⇔東京への飛来時間は約12時間」。〕また,世田谷区では15日の終日にわたって高い空間線量を観測したという報告もある)。

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【「今後25年間で250万人~300万人が被曝疾患で亡くなる。」】 (ノーベル平和賞候補者) ヘレン・カルディコット博士

Nuclear Policy Research Institute(NPRI。核政策研究所)理事長。
オーストラリアの医者(小児科医)で(過去)ノーベル平和賞候補者。
以前はハーバード大学医学部小児科の講師だったが、
1979年に起きた米スリーマイル島原発事故を境に職を辞し、
原子力発電と核兵器に対する反対運動に取り組むようになった。

**************************************

そのヘレン・カルディコット博士が
北欧方面のラジオ局

Red Ice Radio
約11分~
の中で、以下のような驚愕の予測を。

ヘレン・カルディコット博士:
「日本では驚くべき統計値が示されることになり、
今後25年間で

(最低でも)

250万人から300万人が

(被曝疾患で)亡くなるでしょう。

[⇒特に、広島&長崎原爆被爆者や

チェルノブイリ原発事故被曝者の経験則から、

必然的に、

「被曝疾患」総罹患者は、程度差はあれ、

これよりも、最低、一桁~二桁多い数値となる。]
どうあがいても

有り得ないことだとは私は思いません。
私たちが話しているのは、

際限のない規模を誇る大惨事だということです。」





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        ~参考


brainz.org の記事

10 Most Radioactive Places on Earth」の和訳です。

かなり前の記事ですが、

日本の放射能汚染が世界でどのように語られているのか、

日本語ではあまり報道されないので、

ここに和訳を載せておきます。


福島が

地球上で

もっとも汚染された地域として

認識されていることを

日本人は

しっかりと受け止めるべき

だと思います。


2011年に起きた

東日本大震災と福島を取り巻く懸念は、

人々の意識の中に

放射能の脅威を呼び戻してくれた。


しかし、

多くの人々はいまだ、

放射能汚染が

世界的な危難となっていることに

気づいていない。


汚染問題に取り組む NGO団体、

ブラックスミス研究所 (The Blacksmith Institute) による

2010年の報告書によると、

放射性核種は毒性脅威トップ6に入る。


下記に記述する

世界でもっとも放射能に汚染されている場所の数々に

あなたは驚かれるかもしれない。

そして放射能の影響に怯えて暮らしている人々の多さに。




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2011年の東日本大震災と津波は多くの家や命を奪った悲劇だった。しかし福島原発がもたらす影響の方が、今後もっとも長く続く危機と言えるだろう。
チェルノブイリ以来のこの最悪の原子力事故は、6つの原子炉のうち3つがメルトダウンを起こし、原発から200マイル (約322km) 離れた場所から放射能が検出されるほど周辺地域や海を汚染させた。
事故の原因とその影響はいまだ解明中で、実際、環境への影響はいかほどなのかまだわからない。
今後何世代にもわたってこの大惨事の影響をることになるのだろう

 
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世界最悪で最も忌まわしい原子力事故の一つがチェルノブイリでの事故。

今では原発跡地に少数の人がごく限られた時間だけ立ち入りできるようになったが、

深刻な汚染はまだ続いている。

この惨事により600万人以上の人々が被曝させられたが、

これが原因で4,000人から93,000人の人々が死亡すると推定されている。

この事故で、長崎、広島に落とされた原爆の100倍の放射能が放出された。

の70%の放射能がベラルーシに降り注いだわけだが、

そこの市民たちはその後ずっと、増加の一途をたどる癌の発生と戦っている。

今日もなお、「チェルノブイリ」という言葉だけで、

ぞっとするような人間の苦しみを思い浮かべてしまう。




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2006年のブラックスミス研究所 (The Blacksmith Institute) の報告によると、

マイルースーは地球上で最も放射能汚染されている10地域中の1地域とされているが、

この地域の放射能は核爆弾や原発からのものではなく、

ウラン鉱石の発掘工程上必要な物質に必然的に伴うものである。

ウラン鉱石の採掘とその処理施設として知られるマイルースーには、

今でも36ヶ所のウラン廃棄物のゴミ捨て場が残されたままだ。

その量は、196万立方メートル以上にものぼる。

この地域は地震多発地域でもあるため、

容器が崩壊して廃棄物がさらされてしまう危険があるし、

廃棄物が川に落ちれば、

何百、何千人もの人々が必要としている水を汚染することになりかねない。

この地域に住む人々は核攻撃の危険に苦しむことはないが、

そのかわり地震があるたびに放射性物質落下の恐怖に怯える生活を送っている。


 
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かつて旧ソ連が核兵器実験として使用していたこの地域は、

今は現代のカザフスタンの一角である。当

時、無人地帯だとの理由から、

ソ連の原子力爆弾プロジェクトの拠点にあてがわれたが、

実際には約70万人の人々がその地域に住んでいた。

施設はソ連が最初の原爆を爆発させたところにあり、

世界で最大濃縮度の核爆発をした場所としての記録を保持している。

ここで、1949年から1989年までの40年間に、456回の実験が行われた。

この施設で実験は行われていたものの、放射線被曝における影響については、

1991年に施設が閉鎖されるまで政府により厳重に隠されてきた。

科学者たちは、20万人の人々が放射能による直接健康被害を受けていると推測している。

他国を壊滅したいという欲望のせいで、

かつて旧ソ連の国民だった多くの人々の頭から放射能汚染の不安が拭えない。




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マヤークだけがロシアの汚染地域ではない。

シベリアは、40年分以上とされる放射性廃棄物を保持する化学施設の本拠地である。

液体廃棄物は覆いのないプールに貯蔵され、

125,000トンを超える固形廃棄物はメンテナンスがされていない容器に保管されている。

さらに地下貯蔵場は、地下水に漏れている可能性もある。

これまでも雨や風が、野生動物や周辺地域に汚染を拡散してきたが、

さまざまな小規模の事故が、プルトニウムを飛び散らせ、

放射能を拡散する爆発を引き起こしている。

シベリアは、

雪に覆われた景観により、まったくもって汚されていない純白なイメージだが、

この地域で確認される本当の汚染レベルは、事実によりはっきりしている。




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イギリスの西海岸に位置するセラフィールドは、

もともとは核爆弾用のプルトニウムを生産する施設だったが、

その後、核燃料再処理施設に移行した。

しかしそこは稼働以来、数百もの事故を起こしており、

今ではその建物のおよそ3分の2が放射性廃棄物と分類されるほど汚染されている。

またこのプラントは、毎日800万リットルの放射能汚染水を海に放出しているが、

これによりアイリッシュ海を世界で一番放射能に汚染された海にしてしまっている。

イギリスは、

その緑野と起伏のある景観で知られるクリーンなイメージの国だが、

実は有害で危険な事故多発施設を抱え、

公海に有害廃棄物を垂れ流している産業国家であることを忘れてはならない。


 

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ロシアの北東、マヤーク工業地帯は、

何十年もの間、原子力発電所を抱えている地域であるが、

1957年に世界最悪の原子力事故を起こしている。

爆発により100トンほどの放射線廃棄物が放出され、膨大な土地が汚染された。

この事故は1980年代まで隠ぺいされていたのだが、

実は1950年代から、

プラントの廃棄物はその周辺地域とカラチャイ湖 (Lake Karachay) に投棄されていた。

これにより、地域住民数千人が日常使用している水道水が汚染されたのである。

専門家たちは、カラチャイ湖は世界一放射能汚染されている場所であり、

火事や砂塵嵐など様々な深刻な事態が起こることによって、

40万人の人々がプラントからの放射能で被曝させられていると考えている。

カラチャイ湖の自然の美しさは、

致死的な汚染物質の存在がまるで嘘であるかのように思わせるほど美しい。

しかし実は、放射性廃棄物が湖水に流れ込んでいるところの放射能レベルは、

人間が1時間で死に至ってしまうほどなのである。




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下記に述べたイタリアの犯罪組織による放射性物質や有毒物質の不法投棄は、

地中海領域だけで行われていた事ではない。

政府保護下にないソマリアの海と土壌にも、

放射性廃棄物や有害金属の缶を沈めた疑いがもたれている。

これには600バレルもの有害廃棄物と核廃棄物、

それに放射性医療廃棄物が含まれているという。

国連の環境プログラムでは、

2004年の津波でソマリア海岸に打ち上げられた錆付いた廃棄物の缶は、

1990年代に投棄されたものと推測している。

ソマリアという国はすでに無政府状態で荒廃しており、

貧窮化した住民たちに降りかかる廃棄物の影響は、

いま人々が直面している状態よりひどいと言わないまでも

同じくらいに悪影響はあることだろう。


 
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ずっと以前から、イタリアの犯罪組織マフィア「ンドランゲタ」(‘Ndrangheta) が、

地中海を有害廃棄物を不法に投棄する場所として利用しているとの告発が絶えない。

放射性廃棄物を含む有害廃棄物を不法投棄して利益を手にしているというのだ。

イタリアのNGO団体「レガムビエンテ」(Legambiente) は、

1994年以来、地中海海域で失跡した有毒物質や放射性廃棄物を積載した船舶は

およそ40隻ほどであると推測している。

もしこれが事実なら、地中海には相当数の核廃棄物が存在していることになる。

これがどれほどの危険をはらんでいるものなのか、

その真実は、何百もの缶が劣化し、

今後何らかの形で壊れて開いてしまった時に初めて明らかになるのだ。

しかし地中海の美しさが、

その待ち受けている環境大破壊の事実を見事に覆い隠してしまうことになるのだろう。




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アメリカ・ワシントン州にあるハンフォード核施設は、

米国の原子爆弾プロジェクトにはなくてはならない場所だった。

長崎で使われた原爆「ファットマン」や世界初の原爆のプルトニウムを製造していた場所だ。

冷戦時代においても、

6万個あまりの核兵器にプルトニウムを供給するため生産量は増加していた。

ハンフォード核施設には、

操業を終えたいまでもアメリカ国内の高レベル放射性廃棄物の3分の2が貯蔵されている。

およそ5,300万ガロンの液体廃棄物、2,500万立方フィートの固形廃棄物、

そして敷地直下の200平方マイルにわたる汚染された地下水が、

この地を全米で最も汚染された場所にしているのである。

このエリアの深刻な環境破壊は

、放射能の脅威をただ単にミサイル攻撃を受ける脅威というものにせず、

実は国自体の中枢にひっそりと潜んでいる問題だということを明らかにしてくれている。



 

【ウクライナ犠牲(だけでも)150万人か~チェルノブイリ原発事故】

(2005/04/24 【共同通信】)
「【モスクワ24日共同】(2005年4月)23日のタス通信によると、
1986年に旧ソ連ウクライナ共和国で起きたチェルノブイリ原発事故の被害者で
つくるウクライナの「チェルノブイリ身体障害者同盟」は、
事故に関連する同国内の死者が150万人以上に上った
との調査結果をまとめた。事故発生から19周年となる
2005年4月26日を前に公表した。
調査によると、事故で被ばくした人はウクライナ国内で約350万人で、
うち120万人が子供だという。
ロシア政府によると、同事故による隣国ロシアでの被ばく者は
145万人に上っている。」

~旧ソ連ウクライナ共和国だけの2005年度データ(⇒ベラルーシ、ロシア除く)~

被曝者:約350万人(⇒うち120万人が子供)

被曝関連死:150万人以上(被曝者の約43%)

【約6500万人~第二次大戦以後、放射線被曝により命を奪われた人の数】

 

原爆が投下された広島・長崎においても、

劣化ウラン弾が多用されたイラクにおいても、

それら核兵器の開発・実験現場においても、

あるいは深刻な事故が多発し、微量放射性物質が

漏洩し続ける世界中の原発においても、

核の使い手たちは“叡智”を結集して放射線被曝の

実相を隠し続けてきた。そしていま、福島においても・・・

2003年、

ヨーロッパの科学者グループ

ECRR(欧州放射線防護委員会)は、

第二次大戦以後、

放射線被曝(爆)により命を奪われた人の数を、

6500万人と見積もった。

 

この数字こそが、放射線被曝の被害の実態に

もっとも近いものと思われる

 

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     〔学術雑誌ネイチャーが公表した日本の放射能汚染の実態〕

 

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「早川マップも甘い! 首都圏も放射能汚染」とノーベル平和賞受賞医師組織

ノーベル賞医師団の警告
『福島、栃木、茨城、宮城から避難必要』『東京は高濃度汚染地域のど真ん中』

<東京は高濃度汚染地域のど真ん中>
ノーベル平和賞受賞医師組織、(独)ヨルク・シュミット博士は、

繰り返し、首都圏の危険を指摘。

東京は風によって飛来した放射性物質によって

高濃度に汚染された地域の真ん中にある、と警告した。

 

 


                ~2013年度時の環境汚染~

 

〔ヨーロッパにおける科学及び環境政策の委員会〕
~報告書:「2013年以後の汚染の広がりにおける福島の新たな考察」

 

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 《映画「チェルノブイリ・ハート」のオープニング》
ナジム・ヒクメット(1902~1963)
・・・トルコ生まれの詩人。


<生きることについて>

生きることは笑いごとではない
あなたは大真面目に生きなくてはならない
たとえば
生きること以外に何も求めないリスのように
生きることを自分の職業にしなくてはいけない

生きることは笑いごとではない
あなたはそれを大真面目にとらえなくてはならない

大真面目とは
生きることがいちばんリアルで美しいと分かっているくせに
他人のために死ねるくらいの
顔を見たことのない他人のためにさえ死ねるくらいの
深い真面目さのことだ

真面目に生きるということはこういうことだ

たとえば人は七十歳になってもオリーブの苗を植える
しかもそれは子供たちのためでもない

つまりは死を恐れようが信じまいが
生きることの方が重大だからだ

この地球はやがて冷たくなる
星のひとつでしかも最も小さい星 地球
青いビロードの上に光輝く一粒の塵
それがつまり
われらの偉大なる星 地球だ

この地球はいつの日か冷たくなる
氷塊のようにではなく
ましてや死んだ雲のようにでもなく
クルミの殻のようにコロコロと転がるだろう
漆黒の宇宙空間へ

そのことをいま 嘆かなくてはならない
その悲しみをいま 感じなくてはいけない
あなたが「自分は生きた」と言うつもりなら
このくらい世界は愛されなくてはいけない。